モンテッソーリ:プレゼンの後

2009/04/23 11:08 | カテゴリー: 幼−モンテッソーリ | 1件のコメント

latina_children_girls_267722_lプレゼンの後は、大人がやり方をただしたり、邪魔をしたりすることなく、コドモが一人でアクティビティを繰り返しできるよう見守ろう。狙いは、コドモ自身が学ぶことの楽しみや報酬(意義)を感じてもらうため。

確かに、私自身がコドモのときも、また甥っ子や姪っ子を見ていてもそう思う。何でも自分でやってみたい、やりたい年頃になると、やろうとしている最中に大人に邪魔されるとすごく機嫌が悪くなる。「一人でやる楽しみ」「やれた快感」を味わうことで自信をもてたりするところ、「できないのに」とか「ややこしい」という理由で大人の手が出されるとイライラしてしまうのだろうね。

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モンテッソーリ:プレゼンの方法 (demeanor when presenting)

2009/04/22 09:50 | カテゴリー: 幼−モンテッソーリ | コメントを残す

children_holidays_hannukah_269081_l新しいプラクティカル・アクティビティ(実生活教材)をコドモに紹介する際、先生はその方法を教えるためにプレゼンテーションを行います。

a. プレゼンテーションの前に
一つのアクティビティに学習ポイントが複数存在していないか、”isolation of difficulty”を実施することで、ポイントを絞る。

b. プレゼンテーションの方法
●話す能力に重点をおいたアクティビティでない限り、先生はできるだけ言葉少なめで説明してあげるとよい。それにより、コドモはプレゼンそのものに集中できる。
●話し方→低めで生き生きした口調で
●先生は、できるだけアクティビティの教材を見る。
●先生の手元は、コドモの気が散るようなアクセサリーはできるだけつけない。
●先に「全体」(whole)を教え、そしてそれから「細部」(parts)の説明をする。
例:地理のクラスでは「地球」を説明し「国」を説明する。
●where?
教室内のできるだけ邪魔が入らない場所、他のコドモたちが話したり歩いたりしていない場所で行う。そうすることで、先生や先生の言葉よりもアクティビティと教材により集中できるようにするのが狙いである。

要はいかに集中した環境でプレゼンを聞いてもらえるか、というわけですね。

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モンテッソーリ:実生活教材のプレゼン前に必要なこと

2009/04/20 18:24 | カテゴリー: 幼−モンテッソーリ | コメントを残す

crayon_draw_children_266325_lモンテッソーリ教育法の特徴のひとつに「プラクティカルライフ・アクティビティ(実生活教材)」(おもちゃを使った遊びではなく、実生活をひとつの学習プログラムとみたてたもの。例えば、花の水やりや靴の洗い方など)

そこで必要なのが先生・親によるやり方を教えるためのプレゼンテーションです。
a.プレゼンテーションの前に必要なこと
b.プレゼンテーションの仕方
c. プレゼンの後は
を紹介します。

【a.プレゼンの前に必要なこと】
1) “isolation of difficulty”;アクティビティを分析し、コドモが一度に学習するには難しいと思われる箇所を見分ける。
2) ひとつのアクティビティで複数学習するポイントがあった際は分離して、別々にプレゼンをする。言い換えるとと、一つのアクティビティでは、学習ポイントは一つに絞るほうが効果的。

例えば...
はさみを使って紙を切るアクティビティを3歳のケビン君に紹介するとします。まずは、はさみの持ち方、そして紙をまっすぐに切る方法を教えてあげ、またそれを練習する機会をたくさん与えてあげましょう。

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卒業文集より (from-my-graduation-writings)

2009/04/20 05:49 | カテゴリー: 考-Mumble | 2件のコメント

実家に帰ると思わぬ昔の思い出を発見してしまうもの。先日中学校の卒業文集を見つけた。ジョンレノンのファンであった担任は、型にハマった中学教師とはどこか違う雰囲気を持っており、それが私はとても好きだった。

 
悲しいことを深く悲しみ、苦しいことを深く苦しむ心は、喜びや楽しみを深く受け止める心を育てるであろう。そして、それらの心(才能と言ってもいいのだが)は、やがて、この世の「本当のこと」と「本当でないこと」を見極める感性を生み出すことになるだろう。「本当でないこと」が、まるで「本当のこと」のような顔をしていることのなんと多いことか!その中から「本当のこと」だけを拾いあげることの、なんと難しいことか!! 正、邪、善、悪、美、醜。それはきっと気が遠くなるような作業になるに違いない。しかし、人間が生きていくということは、その困難な作業を根気強く続けることなのだと、先生は思う。

その担任の先生からのメッセージの一部である。このメッセージ当時理解できなかったせいか、それとも大好きな先生の言葉だったせいか、大人になってからも頭の片隅で記憶し偉人の言葉がそうであるように知らぬうちに私に教え続けてきた、ような気がする。大人になった今でも深く理解をしているとは思えないが、「先生、ええこといってくれるわ」当時よりもココロに浸透するものがある。

ちなみに私の卒業文集には、当時好きだった男の子が書いたデビルマンのイラストともに「Let’s オゾンをホゾン」と寒々しいエコギャグが書かれていた。少し古くなった文集には変わらない昔の私が居た。

写真;鳥取県大山のとある田舎町

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モンテッソーリ:Gross Motor Skills と Fine Motor Skills

2009/04/19 02:00 | カテゴリー: 幼−モンテッソーリ | コメントを残す

496046_jumping_child_2子供のGross motor skills(粗大運動技術)とFine motor skills (微細運動機能)辞書によると、えらく大層な名前がつけられています。が、要は体全体使うものと思考が必要な細かな能力ということ。

1) Gross Motor Skills (粗大運動技術)
全体を使った動きで、着実に成長するもの

例:足を交互に階段を上る能力、まっすぐに歩く能力、三輪車のペダルを漕いだり運転する能力

2)Fine Motor Skills (微細運動機能)
カラダの小さな動き。子供にとってGross Motor Skillsよりも習得が難しいが、同等に大切な能力。

例:食事のときにスプーン/フォークをちゃんと使える能力。はさみを使って紙を切る能力。

Fine Motor Skillsを発達させた子供は、読み、書き、ロジカルシンキング、集中力、理解力、数字を使う能力、学校で学ぶすべてのスキルの土台作りができているといえる。

これを思い出して、甥っ子と姪っ子と近くの大学にお散歩に行くときは、坂になっているケモノ道を通ろうとする彼らに「危ないからダメ」と言わずに、可能な範囲で通らせてあげるようにしています。特に甥っこは年齢的にも、ややこしいところを怖いくせに歩いたりするのが探検気分で好きみたい。

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往診サービス(home care service)

2009/04/11 01:04 | カテゴリー: 考-Mumble | コメントを残す

20090419080500001 在宅往診が今月から始まりました。
週に2回、医師2名補佐1名の計3名が自宅に来て、体調のチェック、痛み止め、利尿剤、肝機能といった薬の管理、採血、家族の不安や対処などの相談にのっていただいています。

1955年、自宅で最後を迎える人が8割、病院で迎える人が2割だったのが、近年逆転をしているそうです。今では自宅で最後を過ごすということは贅沢で、不意のアクシデントでもない限り不可能に近いことなのかもしれません。そして、私もそう思う一人でした。

「できれば入院したくない」という父の願いを叶えてあげることが、私が最後にできることかなと思い調べ見つけた「往診サービス」。調べるまで、そういったサービスが実在することすら知らなかったのですが、幸運にも柔和な性格で、患者の緩和治療こそが末期にすべき治療だという考えの中、阪大病院の医師から独立して往診所を立ち上げた良い先生との出会いがありました。病院にいかないと治療ができないと特に年配の方々は思う人が多いが、治療に関しては、自宅でも病院でもできることは大差がありません。要は環境だけ病院と同じように整えてあげればいいことなのです、と先生は言う。ただ、一つデメリットがあるとすると、家族の精神的なつらさ。入院していたら、数時間、半日だけの面会になるけれど、自宅療養となると家族が弱っていく姿を24時間直面しなければならないと。

●医者ー往診の医者 (1割負担の場合、最高額月12000円)
●看護婦ー医療/介護保険による看護サービスによる看護士 (週1回の訪問で、3900円ほど)
●ベッドー介護保険によるレンタル(上部がリクライニングする病院のベッド)
なんと、必要であれば、20万円まで患者にあわせた家のちょっとした改造も介護保険で対応できる。(たとえば、手すりをつけるなど)

何でも知らないだけで、利用しようと思うと、比較的安価でいろんなサービスが国から受けれるのだなと関心したものです。
家族のちょっとした不安や、患者への対応など、細かな部分にもお答えできるのが往診サービスのひとつのメリットでもあるので、何でも相談してくださいと。これこそ、私が求めていた医者の姿でありました。それに、24時間365日緊急の電話番号もいただいているので、安心です。が、ガンの場合は、緊急に様態が変化するということはほとんどないそうので、家族の方はまず落ち着いてください、ともアドバイスをいただきました。

とはいっても、本当に動けなくなったときの家族の負担というのもきっと大変なもので、それがどの程度のものなのか想像がつきません。母まで倒れてしまうと困るので、本当に大変だと思ったときは、病院に入院してもらおうということになっています。看護サービスの看護士の方も、自宅で点滴をしているわけでもなく、身の回りのことも自分でできるため特にやることがなかったのですが、足のむくみをとるマッサージをして帰っていきました。こういったことを、自宅でしていただけるってほんとうにありがたいな、と思う日々です。

写真;旅行中の姉から送られてきた姪ちゃんのテンションあがった浴衣と浴衣姿

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人生苦もありゃ、喜もあるさ

2009/04/04 06:50 | カテゴリー: 日-rambling | 1件のコメント

昨日3回目の免許取得のための実技試験に行きました。そして、ついに合格し、無事日本の免許を取得することができました!(路上デビューができるかはまた別の話)

試験の日は、6時半に起きて行くのですが、合格者は合格後まず10時15分に集合。その後、12時45分に集合。そしてまた3時に集合と、結局は帰るのが4時になるという一日作業で、テストの緊張もあり帰ったらぐったりでした。

外免(外国免許)の取得者はいつも7−8人そのうち7−8割は外国人。そして、合格者の一人の日本人の女の子とたまたま話す機会があったのをきっかけに、話が弾み、おかげで2時間以上もある空き時間2回を楽しんで過ごすことができました。

なかなか人の性格を言葉で表現するのは難しいのですが、LA付近に3年間留学していた25歳の彼女は、一言でいうと「生きる力があり愛嬌抜群」の子。そんな彼女はちなみに合格が嬉しくて半分泣いていました。普段読んでる本から、恋愛から、将来の夢、家族のことまで、初対面とは思えないぐらい話がはずみ、合計待ち時間4時間が楽しく過ぎていった。

どちらかというと男っぽい性格で、けれど可愛さがあったり、かといってさばさばしていなかったり、何より彼女の生きるガッツとタフさに関心しっぱなし。来週から建築の勉強をするために夜間コースに通うとというのだが、なんとフルタイムの仕事のあとに平日毎日6時から9時まで授業に出席し、宿題も多い上にその生活が今から2年続くというのだ。それでも、週末用のバイトを今探しているという。私、聞きながら息がつまりそうになり、なんなら夜間の先生に宿題を減らすようお願いしにいきたいぐらいだ。

なんだか免許取得と同時に日本に帰ってきて新しい友達ができ思いがけない収穫にウレシイ気持ちで帰ると、なんとアメリカ時代にお世話になり今は熊本在住のKyoさんから、焼酎の贈り物が届いているといた!なんでだろう〜?としばらく考えた後、最近ブログに書いた台詞を思い出した『毎晩芋焼酎片手に晩酌しています』と。中には、熊本の名産米焼酎が2本、そして熊本のからしレンコンスナックをはじめとしたおつまみが3種入っていたのです。早速その日、母と味わい、その飲みやすさと香ばしさに感動。それよりも、そんな私の一言で、わざわざ贈り物をしてくるという発想とその行動に感謝の気持ちでいっぱいです。周りの人に支えられているという温かさを優しさを感じる日でした。

最近はストレスも多かったけれど、悲しみが深いからこそ、その喜びを深く感じられるのか、悲しみの分喜びも大きくやってき人生バランスがとれているのだなと感じた日でした。

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家族 (family is..)

2009/04/01 08:54 | カテゴリー: 考-Mumble | 5件のコメント

最近、こんな状況なのに、いやこんな状況だからこそ、度重なる父親との喧嘩や価値観/考え方の相違などで、非常にストレスをためていた私です。毎晩イモ焼酎片手に、「正直、飲まんとやっていかれへんよなー」と母と晩酌をする日々が続いておりました。(晩酌はいつでもしているんですが...)

家族のことなので、あまり悪いことは書けないんですが、正直彼の育った環境がそうさせたのか父は難しい人ではあります。それをこの数ヶ月で目の当たりにして、女側の視点である私としては、母はよくやってきなと改めて関心しています。そんな父なので母も文句のひとつやふたつ、いや十や二十はでてくるのは当然です。母が一番腹をたてるはず人なのに、それでも、「これはね好きとか嫌いとかじゃないねん。これまでつちかってきたものがねやっぱりあるやろ。おかあさんこれまで我慢してきたのに、今更どうこう言い合うつもりもないねん。」と、最後にストップをかけるのも母である。(以前は、文句をいったら一回ずつ自分の拳で頭をたたいていました。次第に拳がおいつかなくなり今はしていません...)

家族というのは、決してみんながみんな気の合う同士、同じ考え方の物同士の集まりでもなんでもありません。たまたま家族として生まれてきて、寝食をともにし、生活をともにすることで、価値観を共有するようになっただけで、家族よりよっぽど気の合う友達がいるのは当然です。

江原流でいうと、家族というのは愛を学ぶための学校なんだと。
お互いが一番学べるもの同士が家族としてうまれてくるのだと。
それは私ほんとうだとおもうんですよね、最近。どんなにお互い憎くても、愛情深いタイプだとかそんなの関係なく、人は家族の営みを通して大我(見返りを求めない愛情)というものがきっと育っていくのだと思います。それを学ぶために、みなそれぞれの家族でやってきたんだと思います。

もちろん、大我が育つまで親たちがが守り続けてきたものそしてその努力はとてつもなく大きく、正直誰もが今年の父の誕生日は想像さえできなかったけど、こうして祖母も含めて4世代でお誕生日会ができたことはその証の一つなような気がしています。

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今週のダイジェスト (weekly digest!)

2009/03/27 07:23 | カテゴリー: 日-rambling | 4件のコメント

dsc_0727今週は書きたいことが多々ありながらも、うまく気持ちをまとめきれなかったりでそんなチャンスを横目で見逃し、なんだかちょっと感情の便秘を感じながら、とうとう1週間が過ぎてしまいました。

● 書道家 武田双雲のライブパフォーマンスと展示会に行き、エネルギーをもらったり
● お気に入りのオーダーメイドパンプスを購入して嬉しくなったり
● 甥っ子と誕生日プレゼントにいったり
● 父の診察に一緒に行ったり
● 在宅往診のお医者と面談したり、
● 父に腹立てたり
● 偶然無料で掲載権利をいただけたため広告入稿/ページ編集したり、
● 甥と姪っ子の発言と行動に癒されたり、

日々感情のジェットコースター喜・怒・哀・楽いろんな感情を感じながら生活しています。

この1ヶ月で父の様態、生活のQOLが一段引き下がった状態だったのですが、つい数日前から若干状態が良くなり、血液検査の結果にもそれがあらわれています。日々変化する状態に、母も私も一緒にいるだけで結構疲れるの日も少なくありません。

そして、父がやはり自宅にいることを希望しているようなので、ネットで「在宅往診」というものを見つけ、早速近くのサービスに連絡をし医師との面談をしてきました。この在宅往診についても、先日の武田双雲ライブパフォーマンスと展示会についても、家族についても、書きたいことがいろいろあるんですが、またこれは後日に...。

面白くない報告ですんません。。

今日は甥っ子の誕生日、そして明日は父の誕生日、ということで明日はお誕生日会なので皆が我が家に来る予定です。

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モンテッソーリ:practical life activities (1)

2009/03/24 06:36 | カテゴリー: 幼−モンテッソーリ | 4件のコメント

blueberries_farm_summer_241954_lモンテッソーリ教育法の特徴として、プラクティカルライフアクティビティ(実生活教材)があげられます。

プラクティカルライフアクティビティとは?
子供はもともと大人が使っているリアルの道具をつかいたがるもの。例えばほうき、スポンジ、ブラシなど。おもちゃなどで遊ぶ時間ではなく、実生活の一コマを教育材料としてこどもに教えるというもの。

例えば。。。
花の水やり、アイロンがけ、お菓子の準備など、また一つのアクティビティを他のアクティビティとあわせてみたり、とクリエィティビティ次第で無限につくることができます。

目的
直接的な目的は、社会的なスキルの育成と個人としての独立性
間接的な目的は、カラダ、知力、意欲を必要として、gross motor skill(運動能力)とfine motor skill (細かい運動能力)の発達

●高いレベルの集中力
●自分の仕事に対するプライド
●掃除が必要なときの責任感
●自分自身、自分の環境を世話することによる独立心
●クラスメート、先生、コミュニティに対するリスペクト
●gross motor skill(運動能力)とfine motor skill (細かい運動能力)の発達

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